ジェノニクス株式会社様遺伝子検査サービス『evigen(エビジェン)』ユーザーズサイト構築
健康への気づきと行動変容を促すサービスを機微な個人情報の適切な管理のもと提供
人の遺伝子情報の医療への活用は、がんゲノム医療や一人一人の属性に最適化された医療サービスの提供(個別化医療)など、様々な研究や臨床の取り組みが進んでいます。
そのような医学研究や臨床分野での実践に積極的な愛知県の藤田医科大学を擁する学校法人藤田学園と中部電力とのベンチャー企業、「ジェノニクス株式会社」様が立ち上げる、先進的なゲノム健康推進のための遺伝子検査サービス「evigen(エビジェン)」において、ユーザーズサイトおよびシステムの構築、サービスインフラ構築を担当しました。
"科学的に正しく、直感的に理解しやすい"遺伝子検査情報の提供をコンセプトに、遺伝子分析の専門医の監修のもと、ユーザーズサイトの画面構築を行いました。
また、個人の遺伝子情報は、個人情報の中でも非常に機微な情報として取り扱いに注意が必要です。この点でも医療情報の専門家および弊社の個人情報保護責任者との協業によって、適切な取り扱い環境をシステム及びサーバー・ネットワークインフラの両面から構築し、運用しています。
導入前の課題・ご要望
- 遺伝子検査サービスの立ち上げに際して、利用者に最適なインターフェイスを提供したい
- 遺伝子検査情報という機微な個人情報を安全に管理される環境を確保したい
導入前の課題・ご要望
- この分野の専門医監修のもと、正しさと分かりやすさを踏まえた画面開発の実現
- データの連携管理から外部からの攻撃対策も含めた安全対策が取れた専用のサーバーインフラの提供
コネクティボ 導入サービス概要
- システムコンサルティング
- カスタマイズCMS開発
- ネットワークコンサルティング
- インターネットサーバー構築
- ネットワークセキュリティ
- ホームページ企画/制作
今回のユーザーズサイト構築に際して、コアとなる顧客の遺伝子検査にかかる情報については、個人情報保護の観点からも、本サイトとは別の専門環境にて構築されており、その環境と安全かつ確実に、必要なデータだけを本サイト側に取得できる必要がありました。
安全に通信が行える環境を個人情報および医療情報の専門家の協業により設計し、構築しています。
一方で実際の検査結果の解説においては、ユーザーの反響をみながら、科学的な正しさをより分かりやすく伝えるため、独自のCMSを構築。適宜解説をアップデートできるほか、検査母数の増大や新たな研究成果の反映による検査結果の変動の見える化が、科学的な正しさの要点であるという考え方から、変動の推移が分かる表示制御などを実装しました。
また、インフラの安全管理においては、Webアプリケーションファイアウォールの採用、定期的なサービスの脆弱性診断の実施など、万が一にも事故等の危険を未然に防ぐ運用体制を構築しています。